ボート購入ガイド

中古艇購入ガイド

中古艇を選択するメリットとデメリット

マンションや自動車の様に船舶にも中古艇という購入形態があります。希望する船舶の条件(予算、用途、仕様)などに合致する中古艇を見つける事ができれば 以下の注意点を充分に検討したうえで購入を考えてみるのもいいかもしれません。

中古艇の選び方

1. 選択の基本となる予算を決めます。
   但し、購入時の諸経費(検査費用、整備費用、納入運搬費用、初期維持費用)も予算内に含む為、ある程度の相場を考えたうえで現実的な予算を設定します。相場よりも極端に安いお買い得物件 に出会う可能性は非常に低く、また極端に安い理由が別に隠れていたりするケースもあるからです。
2. 船の使用目的を設定をします。
   ボートで何をしたいのか？釣り、クルージング、マリンスポーツ等目的を考えます。「全部したい」でも構いません、マルチに遊べるタイプのボートも多数存在しますが目的がはっきりしていれば船の選択肢もより絞り込むことが出来ます。
3. 希望する船の仕様を設定します。
   大きさ、機関仕様、タイプが非常に多様に存在しそれによっては費用も大きく異なってきます。更には定員、年式、馬力など詳しく設定していく事でかなりのモデルに絞り込んでいけますまた、既存のオプションも絞り込みの重要なポイントです。
4. 中古艇の緒元や状態などを充分に確認します。
   以上の条件をもとに、販売店や中古艇サイトなどで検索すると幾つかの候補が浮かんで来ます。ここで候補がない時は①～③の条件が現実的でないという場合が多いので見直してみましょう。その中古艇の緒元や状態の良し悪しを正確に知ることが非常に重要です。正確に見定める為には専門家に確認を依頼するか、信頼できる販売店から購入をする事も必要です。

中古艇の購入方法

1. 直接購入する。
   オークションや仲介サイトで旧所有者から直接購入すれば購入費用は最も安く抑える事ができます。必要な費用は商品代金、仲介手数料、検査費用や運搬納入費用等の実費負担だけで済むからです。しかし、この場合中古艇の品質確認は購入者の責任で行う必要があります。現物を自分の目で見て、作動状況、整備状態、修理履歴や使用状況等を正確に判断しなければ購入後に不具合が発生してトラブルになったり、追加で修理費用が高額になってしまうケースも少なくありません。
2. 販売店に仲介を依頼して購入する。
   個人売買の価格よりは割高になりますが、中古商品を信頼できる販売店に仲介してもらい購入する事も出来ます。必要な費用は商品代金、諸費用、仲介手数料+整備費用が必要ですが商品の品質を専門家に依頼する事ができます。商品次第で事前に必要な整備費用を見積もってもらえる他に、アフターフォローもお願いできる場合もあります。但し、中古艇の状態によっては金額が上下するため予算内に収まるかどうかは見積もり次第という事です。
3. 販売店の中古艇を購入する。
   信頼できる販売店が取り扱っている整備済みの中古艇であれば、安心して購入する事が出来ます。必要な費用もすべて含んだ見積もりを取ることも出来ますし、こちらの予算に併せての値段交渉も可能です。中古艇なので基本的に保証はありませんが、半年の整備補償を付けてくれる販売店も少なくありませんし購入後のアフターフォローをきっちりとお願いできるのも重要なポイントの一つです。

中古艇の販売店

インターネットの普及に伴い希望の中古艇を見つける事も簡単に出来るようになってきましたがやはり高価な商品には違いありません。きちんとした契約を結んで諸手続きを行う必要があります。また、手軽になったとはいえマリンレジャーでは船舶の事故や故障などちょっとした不具合でも沈没や遭難といった命の危険に直結する危険性をはらんでいます。中古艇は購入するまでの時間よりも、購入してからの時間の方が長く、そして重要なのですその販売店の販売価格だけではなく、定期的なメンテナンス能力、整備技術、緊急時の対応体制そして買換えや処分する時に最後までしっかりとサポートしてくれる販売店を選ぶ必要があります。

新艇購入ガイド

• 新艇購入についてはYAMAHA『ボート購入ガイド』をご覧下さい。
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